アロエの花でタグ「DAI」が付けられているもの

リセット回路考察

 先日作ったDACなのだが、AK4112Bを使ったDACを作った時のようにまた電源ON時にリセットが失敗して信号が出力されないことがあった。今回もリセット端子にRーCディレイで一応100msほど遅延をかけて対策を取ったつもりだったのだが、どうもCS8416のリセットはもっとナイーブな様子。
 Webで公開されているほかの人のCS8416を使った回路を見ると、リセットICを使ってリセットをかけているものがあったが、たかがリセットかけるのにIC使うのもどうかと思うし、ディスクリートで簡単に組める気がしたので、以下のようなリセット回路をDACに追加してみた。
 
 
schematic.png

R-Cで作ったディレイ回路ではなく電源のしきい値電圧でリセットをする。

 
Voltage.png
LTSpiceでの解析結果
 
 
 電源電圧が徐々に上昇していき4.5V付近でトランジスタがONしてリセットがかかっているのがわかると思う。この回路を追加してからは電源ONリセットで起動が失敗することは無くなった。

uPD6376 + AK4112B DAC

ak4112Bdac1.jpg
 手持ちのICが余ってるのでまたDACを作った。チップ間の配線はポリウレタン線を使用。電源レギュレータは面実装の物を使った。TO-220の物と比べて高さがかなり減るので良い。
 
 最近は回路を組んでもわりと作ってから一発で動くことが多かったのだがAK4112Bには少し苦戦した。電源を投入してもBCKピンからクロックが出力されなかった。原因は起動直後の電源が不安定な時期に立ち上がってしまい、電源が安定してからもERRORフラグが立った状態だとPLLがONしないのでクロックが出ない。
Reset.png
 
 要するに電源が安定するまでRESETピンをLOWに固定しておけば電源が不安定な時期に起動してエラーになるようなこともないのでこのようにして起動から数m秒後立ち上がるようにしたら無事BCKからクロックが出るようになった。
 
 
ak4112bdac_case.jpg
 
LEDはERRORフラグが出ていないときに光るようにした。

PD0052

RIMG0300.JPG
 秋月で買ってから一度試して動かなかったので放置してあったDAI ICのPD0052が動いた。どうやらPLLの回路部分を適当に組んでいたのがいけなかったらしい。

 ネットを調べたらにPD0052についての情報もほとんど無いしまだ秋月では売ってるようなので気になってしまった人用に紹介。というかネット通販のページもやる気無さすぎ・・・売る気ゼロだろ。
 
PD0052の特徴
 
PD0052_akizuki_manual.jpg

買ったときについてくるデータシート的な紙

 
・秋月での販売価格は400円
・パッケージはシュリンクDIP(最悪)
・サンプリングレートは32、41.1、48KHzまで対応
・16ビット、20ビットに対応
 
 まあ昔のICなのだからだろうがしょぼいスペックだ。しかも入力も同軸入力をそのまま入力しても、そんな低振幅の信号では入力レベルを満足しないので、ロジックIC等を使ってTTLレベルまで増幅して入力してやらなければならない。しかもシュリンクDIPというパッケージが厄介で、これはDIPをちょっと小さくしたようなパッケージなのだけど、DIPとはピッチが違うので当然万能基板にはそのまま使えない。変換基板なんかももちろん売ってないようなマイナーなパッケージなので最初の写真のように足を広げて使う等工夫しなければいけない。
 
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 一応48KHzまで対応なのでDVDとかまでは対応できるので、PC用とかにはいいかもしれないが、それでもシュリンクDIPが厄介すぎるし、外付け部品も多くて面倒なので、結局少し高い金出しても普通にCS8416とか買ったほうがいい。