PAM8403を試す

PAM8403というデジタルアンプICを共立電子で買ったので試してみた。

 このICの出力は3W+3Wのステレオ出力で内部でBTL接続されている。一番の特徴は普通デジタルアンプICの出力にはトロイダルコイルや磁性体で密封したコイルを使ったLCフィルタをかまさなれけばならないが、このPAM8403ではそれを省略できる点だ。BTL接続、フィルタレスといった特徴からこのICは外付け部品をほとんど必要としない。

PAM8403.jpg

 ブレッドボードでデータシートに載っていた推奨回路を組んでみたところ。PAM8403のパッケージは16ピンのSOPという規格なので、同じく共立電子で購入した、SOP、SSOP変換基盤を使った。推奨回路ではデジタルのGNDとアナログのGNDを分けていたが、めんどくさいので分けなかった。その分コンデンサを多めに積んだはみた。最初、4.5VのスイッチングACアダプタを使ったのだけど鳴らなかった。なので、ウェブでPAM8403の事を調べたらどうやらこのIC、3Vぐらいの電源電圧でなければ安定して動かないらしい・・・orz 3Vじゃどうあがいても出力足らないだろ・・・
 しょうが無いので3Vで動かすことにした。手元に3VのACアダプタは無かったので単三電池x2を使った。

PAM84032.JPG

 電池二つを電源に使ったら鳴った。だが、明らかに音量不足だ。まあ、3Vだから当たり前なのだけれど。かといって電圧を上げるわけにもいかない。データシートでは5Vまで大丈夫だったはずなのだがなあ、なにかもっとうまいことやれば5Vで動くようになるのだろうか・・・

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