以前作ったオペアンプを使ったマイクプリが若干ノイズが多いので、新しくDIを作った。
ケースはダイソーで買った名刺入れっぽい謎の箱、全体的にやる気無い仕様。
2SK30ATM一個だけという手抜き仕様。FETならバイアス0Vで使えるので、バイポーラトランジスタのようにめんどくさいバイアス電圧の調整を省くことができる。ボリュームも無いので入力インピーダンスを固定化できる。普通のベース、ギターの回路は出力がピックアップのコイルなので、出力にローパスフィルターがあることになる。入力段が可変抵抗になると入力インピーダンスがボリュームの角度によって変わることになる。そうすると出力のインダクタンス成分でトーンが変わる可能性があるので入力インピーダンスは固定していることが望ましい。
この回路で最初は10倍程度の利得を予定していたのだが、実際にに組んでみると2倍程度しか利得が無いことが判明。しかし、2倍でも十分間に合うことが判明したのでそのまま使っている。電源が電池だしFET一個だけなので鬼のように低ノイズだ。
アイドル電流が4mAとちょっと多いのが玉に傷だ。出力段をプッシュプルにすれば半分程度に減らせそうではある。
自分で回路作れる人間はすごいです。
私は教科書読んでも意味不明ですから。
それにしても、この回路図を作るソフト(BSCH3Vですよね?)は便利ですね。
電気回路はブレッドボードで遊んでるうちに感覚でわかってきたかな。理論的にはオームの法則ぐらいしか知ら無いけど、定型的な回路のパターンをいくつか覚えると回路図書けたり読めるようになってくる。
BSCHはまだ慣れてないから手書きの方が全然早く書けるわ。