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 共立電子のキットを使ってパワーアンプを作った。作ったというか組んでケースに入れただけだけど。自分なりに高音質化の工夫も凝らしたつもり。以前からパワーアンプが欲しかったのだけど、独自設計でディスクリートオンリーでいこうと最初は考えていたのだけど、あまりにも共立のデジタルアンプキットのスペックが素晴らしかったので馬鹿らしくなってしまった。



背面

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 電源は24VのスイッチングACアダプターを使用。RCA端子は入力とパススルーで二つある、ただ内部でショートしてるだけなので、上下どっちに刺しても同じ。パススルー側には前の記事で作ったヘッドフォンアンプを接続して使っている。
 出力端子はジョンソン端子を使用。基本的にはバナナプラグでスピーカーと接続している。バナナプラグは質量が大きいのでハンダ付けする際は長い時間暖めなくてはいけない、注意が必要だ。



内部配線

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 大きなコンデンサが二つガムテープで固定されているのが見えるが、これは出力段のハイパスフィルターだ。デジタルアンプICはBTL接続の物が多いのでキットは買うまではこれもBTL接続だとばかり思っていたのだけど、このICの出力には電源電圧の二分の一の電圧がかかっているので、直流カットのハイパスフィルターが必要だ。キット付属のコンデンサは35V470uFというなんかもう終わっている容量だったのでその部分はジャンパ線でショートし、代わりに25V3300uF使用した。これなら1/2πRCで求めらるハイパスフィルターのカットオフ周波数は8Hzとなるので人間の可聴域を下回る値なので問題ない。まあハイパスフィルターなんか無い方がいいけど・・・
 電源のON、OFFはICのShutdown端子を使用している。そのせいか電源を切るときはポップノイズは出ない入れる時は盛大に出るけど。それでも普通にDC入力をスイッチするよりは大分小さい。
 



基板アップ

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 TPA3120D2の効率は95%以上のなのでヒートシンクがいらない、めっさ小さいしこれで20W出力とは素晴らしい。音も以前使っていたONKYOのAB級のアンプと大差ない、D級と言われ無いと気づかないだろう。利得は10倍で使っている。ジャンパでもっと大きくできるがマンション住まいなのであまり大きな音を出すわけにもいかないのでこれで十分だ。

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