2008年10月アーカイブ

ひっそり再開する

 おひさしタラちゃんです

 アロエリーナはニートもそろそろ飽きてきてバイト始めた今日この頃のアロエリーナなんですけど、最近ちょっとブログ書きたい気分なので再開することにしました。といっても100%不定期更新になるけど、気にしない方針で行くつもりです。更新停止→再開ってことをするのは二度目なので、ログ削除みたいなことするぐらいなら不定期更新を容認した方がいいんじゃないかと思ったり。そもそも自分の「ブログ書きたい気分」は相当ムラがあるので一ヶ月一回、一週間ぐらいの周期で書きたい気分がやってくる時があって、そういうときは一日4回ぐらい更新したい気分になるんだけど、それを過ぎると全くブログの事を考えなってしまうんですよね。まあ、そういう性分なんで毎日更新とか無理以前にする気もないので、再開はしたものの更新は不定期になります。

LM380負帰還アンプ1

 LM380という2.5W出力のパワーアンプIC使って、所謂ネット上の一部で「革命アンプ」と呼ばれてるものを(片チャンネルだけ分)作ってみる実験をしてみた。今それを鳴らしながらこの記事を書いている。

 このサイトを参考に適当に配線してPCからMP3を再生してみたら・・・・・・鳴った。鳴ったものの凄まじく音が歪んでる、なんでだ?どうやら配線をミスったみたい。
 原因はヒートシンクのピンにGNDを繋いで無かったことだった。それを繋いだらクリアな音が再生された。音が良いかどうかはエンクロージャ(箱)が無い剥き身のスピーカーなのでよくわからない。でも無入力時の「サー」ノイズがメインで使ってるオンキョーの20W+20Wのアンプより少ないのは分かった。ボリュームを最大にするとうるさすぎて死ねる。家で鳴らす分には2.5Wで十分なんじゃないだろうか。思えば今使ってるアンプもボリュームの右半分使ったことないし。

gumtape.jpg

 上の写真は途中でガムテープの穴のサイズがスピーカーの径がほとんど同じことに気づいて、おもむろにはめてみたら死ぬほどいい音がしたんでまじびっくりしたという図。まあそれは嘘だけど、剥き身で使うより低音が結構マシになったのは確か。こんなガムテープでもエンクロージャがあると無いのとではかなり違う。スピーカーってユニット(振動する部分)もさることながら多分エンクロージャによる音の違いがでかいんじゃないだろうか。ちなみにこのスピーカーは壊れたYAMAHAのキーボードから抜き取ったもの。

uragawa.JPG

裏側。

 ブレッドボードをこのサイトを参考にして作ったアルミ製の台に固定して使っている。作るのはかなりめんどくさかったが、一度作ってしまえばちょっとした実験をしたい時にものすごく役に立つ。

lm380-kairo.jpg

上から

 容量違いカップリングコンデンサをを無理やりな配置で並列接続してる部分がかなりカオス。

LM380負帰還アンプ2

lm380amp2.JPG

 LM380を使ったアンプだが今度はステレオで鳴らせるよう2チャンネル分組んでみた。確認用のガムテープスピーカーに繋げてMP3を再生してみると。。。珍しく組んで一発目で正常に鳴った。まあ前回片チャンネル分組んだから当たり前か。安全に鳴らせることを確認したので、普段使ってるVH7PCに付いてきたスピーカーを繋げ変えて再生してみると、けっこういい感じの音がした。どんな感じに良かったかというと、まず高音なのだがこれが凄い。ジャズを聞いてみるとシンバルやハイハットの音がとにかく歯切れが良く、サックスの倍音が非常に透き通りなんとも言えない艶のある・・・・・・
 正直普段使ってるONKYOのアンプとの違いが全くわからん。でもこっちの方が無音時のサーノイズが少ないからいいな。音量的にも2.5W+2.5Wで十分すぎる。

僕にはビールです。

 lm380amp4.JPG
真上から

 真ん中の二列に並んでるのは直流カット用のカップリングコンデンサ、また並列に繋げて容量をかせぐ。手持ちに大容量のコンデンサが無いので苦肉の策。L側の容量が220uF×4で880uF。R側は220uF×3+470uFで1130uF。これのせいで予定してた電源ON時のポップアップノイズ除去用の遅延リレー回路の置く場所が無くなった。

lm380amp1.JPG

lm380amp3.JPG


 ブレッドボードの上に載っているパーツの総額は300円ぐらい。コストパフォーマンスは半端無くいい。

漏れる

 今日バイトの休憩時間中暇だったから携帯弄ってたらすごいことに気づいた、携帯の中に前作ったアンプの画像があったんだけど、それを良く見たらコンデンサが液漏れした原因がわかった。

黒字で書いた+-は接続しなければいけない方向。赤字で書いた+-は実際に接続されている方向。
ekimore.jpg

 どう見ても逆です\(^o^)/(性的な意味で)

 アンプの出力端子からは電源電圧の半分、この場合DC9Vのアダプタ(無負荷時11.3V)を使ったので5V近い電圧が出ていたことになるから、そりゃぶっ壊れるわな。それと壊れたコンデンサなんだけど、このサイトを見たらメーカーがわかった。どうやら松下の奴らしい。怪しいどころか老舗中の老舗メーカーだったとは。

LM386をBTLで試す

lm386btl1.jpg

 LM386というパワーアンプICがある。こいつは出力は300mWぐらいしかないけど一個80円ぐらいで買えるのがいい。というか安いぐらいしか取り柄の無いICといえる気がする。今日は手元にこれが2つあったのでBTL接続で鳴らしてみるという実験をやってみることにした。BTL接続の利点は同じアンプICを相互に接続することによって出力を二倍にできること、それとスピーカーの両端をICに接続するので直流カットのカップリングコンデンサをスピーカーとの間に挟まなくてもいい点だ。
 カップリングコンデンサは低音域を低下させるローパスフィルターの働きをするので無くせるのであれば無くした方が良い。例を挙げると、4Ωのスピーカーを繋いだ場合だと1000uFという大容量のコンデンサを使ったとしても、カットオフ周波数は40Hzにもなる。40Hzというと人間の可聴域は20Hz~20000Hzぐらいなので十分可聴域に入る、これは問題だ。一般的な楽曲の場合、良く耳にするで言うと5弦ベースの最低音B弦開放音は30Hzぐらいである。実際40Hz以下の音というのは(ちなみに四弦ベースの最低音E弦開放音は42Hzぐらい)フージョン、プログレ、テクノなどのインスト音楽ではわりと良く耳にする音である。バスドラムの音にも多分40Hz以下の音が含まれていると思う。(計ったことは無いけど。)

 lm386btl2.jpg

 前回のLM380の時みたいに負帰還をかけて使おうと思ったのだけど、BTL接続にする場合どこに帰還させるのが良いのか良く分からなかったので、LTSpiceというシュミレータを使って動作をシュミレートした。LTSpiceは無料で使える電子回路シュミレータで、実際に回路を組む前はこれでよくシュミレーションする。
 
 肝心の音だけど、325mWx2で650mWしかないから音量上げるとすぐ歪む。LM380の時は2.5Wで十分だと思ったけど650mWじゃさすがに足りないな。音質はスピーカーがアレなので評価不可。でもちゃんとしたスピーカーに繋げてもどうせたいしたこと無いと思う。